日頃より徳島大学基金の取組に対しご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
2024年度に行った主な取組をご紹介いたします。
バイオイノベーション研究所の整備事業
2020年7月、バイオイノベーション研究所(BIRC:Bio-Innovation Research Center)は、地域の生物や6次産業化にかかるオープンイノベーションの拠点として設立され、生物系新産業の創出を目指しています。
2023年8月には、経済産業省の「産学連携推進事業補助金(地域の中核大学の産学融合拠点の整備)」事業に採択されたヴォルテックス棟が完成し、2024年7月に、周辺の景観及び駐車場等の整備が完了しました。
この整備資金の一部は、徳島大学基金のご寄付を使わせていただきました。新たな施設の完成により、石井キャンパスにおいては共同研究施設及び設備が整備され、さらなるイノベーションの推進が可能となりました。
徳島大学創立70周年記念事業基金
徳島大学医歯薬学共創プラザ完成記念式典を執り行いました
2022年度、2023年度の施設整備費補助金事業により歯学部校舎西側改修を進めてまいりました。その中でも、本学卒業生濱本恒男先生からの多大なるご寄付により「スキルス・ラボ」の機器の充実が実現しました。
2024年10月3日、徳島大学医歯薬学共創プラザ2階スキルス・ラボにおいて、完成記念式典を執り行いました。完成記念式典では、多くの関係者が出席し、濱本恒男先生からの多大なご支援に感謝の意が表されました。また、先端教育を支える新たな設備としてスキルス・ラボの役割が紹介され、医療人材育成の拠点としての期待が述べられました。
完成記念式典 河村保彦学長・挨拶
濱本恒男先生への記念品の贈呈
香川征 元徳島大学長記念事業「香川奨励賞」
2024年度香川奨励賞授賞式を開催しました
医学部の香川奨励賞は、香川征元徳島大学長(徳島大学第12代学長)のご寄付により、2023年度に創設されました。 本奨励賞は、香川先生の泌尿器科学分野教授としての業績、徳島大学病院長及び徳島大学長としての数多くの功績並びに徳島県の医療に対する多大な貢献を記念し、臨床医学の発展に資することを目的としており、医学部および徳島大学病院において、臨床研究における研究成果が顕著な人を表彰する賞です。
2024年3月24日に2024年度香川奨励賞授賞式を開催しました。2024年度は、徳島大学病院泌尿器科 佐々木雄太郎助教と、同整形外科 玉置康晃講師が受賞しました。
玉置康晃講師(左)、西岡医学部長(中央)、佐々木雄太郎助教(右)
徳島大学創立70周年記念事業基金
第一食堂東側スペースの環境整備事業
徳島大学は、2019年に創立70周年を迎えました。その記念事業基金のご寄付を使わせていただき、常三島キャンパス第一食堂東側に「アスパイアの庭」が完成しました。パーゴラ屋根やパラソルの下にテーブル、椅子を設置し、食堂混雑時や休憩時に学生同士並びに異学年が交流できるスペースとして、さらに学生・教職員・地域住民が交流できる憩いの場として大きな役割を果たします。
「アスパイアの庭」では月2回のキッチンカーの出店を予定しており、大学での賑わいを創出することとしています。
TOKUSHIMA UNIVERSITY GIVING CAMPAIGN 2024
(学生団体支援チャリティーイベント)
徳島大学では2024年10月11日から20日にかけて徳島大学と徳大生を支援するオンラインチャリティーイベント「TOKUSHIMA UNIVERSITY GIVING CAMPAIGN 2024」を実施しました。
このイベントは、応援したい学生団体への投票に加え、応援メッセージを届けたり、支援したい団体に寄付ができたりと、様々な形で頑張る学生を応援することができます。2024年度は、参加した35団体に対し、合計9,103名の方に応援票を投じていただきました。
同年12月12日には、表彰式および懇談会を実施し、計14団体27名の学生と大学役員等が出席しました。河村学長から、参加した学生団体の皆さんへの労いの言葉と今後の活躍に期待をこめた激励の言葉が送られた後、各学生団体へ表彰状の授与を行いました。
[支援者数:9,103名、参加学生団体数:35団体]
「TOKUSHIMA UNIVERSITY GIVING CAMPAIGN 2024」の詳細はこちら
モノづくりの喜びを共にー中高生のためのロボットチャレンジSMART2024ー
徳島大学大学院 創成科学研究科理工学専攻で安野・鈴木研究室に所属している博士2年の武藤実さんは、主に四国の中高生が参加し、モノづくりやプログラミングにおける地域人材の育成と地域活性化を目的とする、自律移動型ロボットの大会「SMART」の大会運営に携わっています。
未来を担う中高生にチームで何かを作り上げる楽しみを体験してもらいたいという思いから、大会の質を高め、中高生たちに実践的なロボット製作の場を提供するためにクラウドファンディングを実施しました。
OTSUCLE[おつくる]クラウドファンディング:
「モノづくりの喜びを共にー中高生のためのロボットチャレンジSMART2024ー」はこちら
徳島大学男子バレーボール部、徳島県代表として初の全国1勝を目指して!
徳島大学男子バレーボール部は、2022年に四国II部リーグ戦で優勝し、I部・II部入替戦で勝利を果たし、I部に昇格することができました。2023年には、四国リーグオープン戦春夏ともに優勝、徳島県大学バレーボール大会春秋ともに優勝、西日本インカレ推薦出場など、素晴らしい成績を収めました。
また、徳島県からは初となる全日本インカレ(秩父宮賜杯全日本大学男子選手権大会)に出場し、多くの経験を積むことができました。
部長を務める蔭山魁秀さんは、遠征の実施や練習環境等を充実させ、四国大学リーグ戦での総合優勝と2年連続となる全日本インカレへの出場及び1勝を目指して、クラウドファンディングを実施しました。
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徳島大学常三島祭2024、もっともっと盛り上げたい!
常三島祭実行委員会の代表である笹岡美さんは、2024年11月2日と3日に開催された第73回徳島大学常三島祭開催のための費用をクラウドファンディングにて募りました。
常三島祭実行委員会とは、常三島祭の運営を担当する組織であり、2023年はコロナ禍以降初となる対面開催での常三島祭を成功させました。
新たなメンバーを迎えた常三島祭実行委員会は、2023年の盛り上がりを超える新しい常三島祭を創り上げるべく奮闘しました。
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鳥人間プロジェクト2024、感動のフライトをもう一度!新記録樹立への挑戦
鳥人間プロジェクトの代表である中西彩歌さんが、鳥人間プロジェクトにおける活動費をクラウドファンディングにて募りました。
鳥人間プロジェクトは2018年に創設され、2021年から4年連続で鳥人間コンテストに出場しています。2024年は、7月28日に滋賀県の琵琶湖東岸で開催され、プロジェクト創設時からの目標である100メートルフライトを達成することが出来ました。
今後は、機体の改良と精度の向上を図り、2025年の鳥人間コンテスト出場、そして新記録樹立を目指します。
OTSUCLE[おつくる]クラウドファンディング:
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