徳島大学基金

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寄付者の声

先生とのご縁を、1型糖尿病根治の未来へ

竹中眞知子 様

徳島県にご縁が深く、長年ご主人様を支え、充実した日々を送られていた竹中様。ご主人様が急逝された後、多忙な日々を経て、数年前に新たな生活の拠点へ移られました。現在は趣味の時間を楽しまれ、愛犬と穏やかに暮らされています。そんな日常の中で、偶然手に取った新聞が、今回の支援のきっかけとなりました。10年以上の時を経て繋がったご縁と、研究に託す想いをお聞きしました。(2025年10月14日インタビュー実施)

このたびは、池本先生のプロジェクトへの多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。

どのような経緯で寄付をしようと思われましたか?

主人が池本先生に肝臓の手術でお世話になったご縁がございます。3年前に徳島を離れましたが、故郷への愛着は今も変わらず、日課の新聞に目を通す際は、つい徳島の記事を探してしまいます。そんな折、全国版の新聞で池本先生が1型糖尿病の再生医療研究でクラウドファンディングに挑戦されているという記事が目に留まりました。

当時は先生が糖尿病の研究をされているとは存じ上げませんでしたが、「あの時の先生が、こんな素晴らしい挑戦をされているのか」と大変驚きました。主人は徳島県吉野川市出身で、私も長く徳島で暮らしておりましたので、先生との繋がりを強く感じ、ぜひ何かのお役に立てればと思い、寄付を決めさせていただきました。大学がこのような形で寄付を募るのは珍しいと感じましたが、それだけ多くの方が期待を寄せている研究なのだと改めて感じました。

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 徳島大学に期待することは何ですか?

徳島大学が、地方にあっても神経内科分野の研究などで頑張っておられることは存じ上げておりました。今回の再生医療もそうですが、徳島から全国、そして世界に向けた発信力のある研究をされていることを、同じ徳島にゆかりのある者として大変誇らしく思います。

私の周りにも糖尿病で腎臓を悪くし、透析を受けている方がいらっしゃいます。特に1型糖尿病は、ある日突然発症すると聞き、ご本人やご家族のご心労は計り知れないものがあると思います。この研究が一人でも多くの患者さんの希望の光となることを心から願っております。

徳島大学、先生へのメッセージをお願いします。

主人がお世話になったのは、先生がまだお若く、助教でいらっしゃった2011年のことでした。主人は亡くなる直前まで「池本先生のところへ帰りたい」と申しておりました。それほど先生を信頼しておりました。その先生が、今度は再生医療という分野で、多くの患者さんを救おうと昼夜を問わず奮闘されていることに、心から敬意を表します。外科の先生は手術だけでも大変なご負担だと思いますが、それに加えて研究までされていると知り、本当に頭が下がる思いです。

研究は大変な道のりだと存じますが、先生もお身体には十分お気をつけて、この素晴らしい挑戦を続けていってください。インスリン注射のない未来の実現を、心より応援しております。

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池本先生より感謝を込めて

インタビューを終え、徳島に戻り池本先生に竹中様とのご縁について伺うと、深い感謝とともに当時の記憶を語ってくださいました。

先生がまだ助教として若い医師であった2011年、竹中様のご主人様の手術を執刀したことを鮮明に覚えており、「まさか、その時のご家族からこのような温かいご支援をいただけるとは夢にも思わず、本当に驚きました。不思議な、そして大変ありがたいご縁を感じております」と、感慨深く話します。

「いただいたご寄付は、研究を大きく前進させるための大切な力となります。多くの患者さんが待ち望む治療法の一日も早い確立を目指し、『一人の医師として、微力ながらも多くの患者さんを救いたい』という初心を忘れず、チーム一丸となって研究に邁進してまいります。」

時を経て繋がった温かいご支援を胸に、徳島大学はこれからも未来の医療を切り拓く研究を続けてまいります。

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ご支援のプロジェクトについては、こちらから
https://otsucle.jp/cf/project/172925.html

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